-生きているだけでも不幸になる-
何か嫌な事や悲しい事があったとき、大概の女性は誰かに話したり泣いたりしてそのストレス・苦しみを発散するらしい。
とにかく外へ、外へと出してしまってスッキリする。
一方男性は誰にも語らずただそれが何処か内側へ消えてやがてただの傷跡になるのを、ただ静かに待つのだそうだ。
それを考えると、自分自身は男性よりの考え方なのだなと思う。
確かに話してしまいたい衝動はあるが、それでもそれを聞いた誰かが暗い気分になるのなら笑って茶化すか、絶対口を割らないのだから。
1人でどうしてどうして…と考えて、やがて傷跡になった頃、その教訓と苦しさだけが頭に残り、それでも再出発するのである。
再出発できる人間は、きっとまだ大丈夫だ。
自分にそう言い聞かせているのは、ただでさえ生きるのが苦しいからなのかもしれない。
それでも死なずにいられる強さ(これはもしかしたら弱さかもしれないが)を持っている事は、私が生き残る上でこれからも重要な力になるだろう。
31日の今日。
私に降りかかった不幸は、生涯大きく残る傷跡となるだろう。
けれどその日、別の女性に起こった不幸よりは、幾分か…いや、確実に幸運だったと思わざるをえない。
彼女は死に、私は生き残った。
金でその命を買ったと思えば、安い買物だっただろう。
私は残される人の為に、まだまだ死ねない、死ぬことは赦せないのだから。
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